碧く染まりし蛙の手

見上げた森の静けさ。光を透かして重なりあうカエデの葉を青の濃淡で表現しました。
「蛙の手」とも呼ばれるその葉のかたちは、季節の移ろいとともに色を変え、私たちを楽しませてくれます。揺れる光と風の音と、そして静かに息づく自然の気配を、一つの図案にそっと閉じ込めた作品です。
イタヤカエデ
学名:Acer pictum
和名:板屋楓
英名:Painted maple
分布:日本、サハリン、朝鮮、中国など
説明:北海道では、平地から山地まで生える落葉樹。変種が多く、エゾイタヤなどもある。樹液でメープルシュガーを作ることができる。
日本名の「板屋楓」は葉がよく茂り、ちょうど板で屋根をふいた板屋の様に雨がもれることはない意味である(『牧野新日本植物図鑑』)
※写真は変種の可能性もあります
